取り外したエアコンの処分はどうすればいいの?処分方法と費用相場を徹底解説

「エアコン処分って粗大ゴミじゃだめなの?」「いらないエアコンってどうやって処分するの?」

エアコンの処分について、結構悩みがちですよね。

エアコンの処分は、家電リサイクル法で細かく決められています。

処分相場も知っておかないと、悪徳業者に相場より高い費用を支払うことになってしまうこともあります。

この記事を読んで、エアコンの適正な処分方法と処分相場を知り適切にエアコンを処分しましょう。

エアコン処分費用は家電リサイクル料+収集運搬料!まずは費用を知ろう!

エアコンの処分費用は家電リサイクル料+収集運搬料です。

それぞれに具体的な内容と費用を解説していきます。

解説の前に具体的な数字を表にまとめましたので、「料金だけ知りたい!」という方は下記表を参考にしてください。

取り外し工賃などは含めていませんので、取り外しからお願いする場合は下記料金に取り外し工賃などがかかってきますので、ご注意ください。

リサイクル料金990円※家電メーカーによる
収集運搬料2,500円〜4,000円
合計3,250円(収集運搬料3,250円で計算)

それでは、解説していきます。

エアコンの家電リサイクル料金は990円〜9,900円!メーカーによって金額が変わるから気をつけよう。

エアコンの処分方法は家電リサイクル法で細かく定められています。

家電リサイクル法とは、

“一般家庭や事務所から排出された家電製品(エアコン、テレビ(ブラウン管、液晶・プラズマ)、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機)から、有用な部分や材料をリサイクルし、廃棄物を減量するとともに、資源の有効利用を推進するための法律です。”

https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/kaden_recycle/index.html より引用

要するに「家電を処分するのに環境に配慮してくださいね」ということです。

家電リサイクル料はメーカーによってことなりますので、詳しくは下記URLの一般財団法人家電製品協会のwebサイトを参照ください。

一般財団法人家電製品協会

パナソニックや三菱などの主要メーカーは990円ですが、ニトリやアイリスオーヤマなどは2,000円かかることが分かります。

家電製品協会のwebサイトを元にリサイクル料金をまとめると

990円〜9,900円かかることが分かります。

リサイクル料金は振り幅がありますが、9,900円かかるのはヤンマーエネルギーシステムだけなので、一般的には990円から2,000円という理解で良いでしょう。

運搬収集費用の相場は2,500円から4,000円!収集業者によって違うので見積もりをしてもらおう

運搬収集費用とは、

”収集運搬会社が引き取った廃家電製品は、各地域の「指定引取場所」に一時保管された後、各メーカーのリサイクル施設へと運ばれます。このうち、排出場所から指定引取場所まで運ぶ料金を排出者の方にご負担いただくのが、収集運搬料金です。”

https://kaden23rc.tokyokankyo.or.jp/Rc/Index/より引用

となっています。

費用相場ですが、運搬収集費用は業者が設定できるので固定金額ではありません。

2021年10月現在でリサーチしたところ、概ね2,500円〜4000円程度となっています。

この相場は買い替えなど行わず、業者に引き取りのみをお願いした時の料金になっています。

家電量販店などで買い替えて引き取りをしてもらう場合は、もう少し安くなる場合もあります。

エアコンの処分方法の相場がわかったところで、処分方法を詳しく解説していきます。

エアコンの処分方法は4つ!悪徳業者に気をつけろ!

エアコンの具体的な処分方法は4つあります。

・家電量販店に引き取りをお願いする。

・不用品回収業者に依頼する。

・自治体に依頼する。

・指定引取場所に自分で持っていく。

先におすすめをお伝えしておくと、エアコンを購入した家電量販店にお願いする方法がトラブルも少なくおすすめです。

どの方法で処分しても家電リサイクル券を用意してもらったり、じぶんで用意したりしますが、家電リサイクル券は大切に保管してください。

家電リサイクル券とは、家電を適正に処分したという証拠になるものです。

家電リサイクル券に記載された番号から廃棄した家電がきちんと家電メーカーに渡されたか確認できますので、家電を廃棄したら確認しましょう。

家電量販店にお願いする方法

家電量販店でエアコンの処分をお願いすると、違法業者に引っ掛かる心配がないので安心してお願いすることができます。

家電量販店での依頼の仕方は、

1,家電量販店に行ってエアコンの処分を依頼する。

2,依頼した際に家電リサイクル券をもらう。(捨てない!)

3,家電量販店から依頼された業者が引き取りにくる。

以上が流れになります。

費用を支払うタイミングは家電量販店によって変わるので、各店舗にご確認ください。

しかし家電量販店でお願いするには以下2つの条件があります。

・依頼する家電量販店で購入したもの

・依頼する家電量販店でエアコンを買い替える時

上記の条件以外では基本的に処分してくれないので気をつけましょう。

大手家電量販店別支払い費用一覧

「調べるのめんどくさいよ!」という気持ち、すごく分かります。

そこで、大手5社のエアコン処分費用を一覧表にしましたのでご活用ください。

家電量販店※買い替えの時※引き取りのみ
ヤマダ電機1,650円無し
  エディオン1台目1,1002台目2,2001台目2,2002台目2,200

   ケーズデンキ

1台目1650円2台目以降+550円
1台目1,650円2台目以降+2,200円+出張費用3,300
ヨドバシカメラ1台目550円2台目以降2,750円無し
ビッグカメラ1650円無し

※エアコン引き取り処分のみの料金です。

 取り外し料金は別途必要。

表を見ると2台目以降の料金は1台目と違うので気をつける必要があります。

表の料金に家電リサイクル料をプラスしたものが、処分費用の合計になります。

不用品回収業者に依頼する

不用品回収業者に依頼する手順は、

1,ネットなどで回収業者に連絡する。

2,業者が自宅にエアコンを引き取りに来る。

簡単です。

しかし業者に頼む時は違法業者に引っかかる可能性もあるので最低限注意することを紹介します。

不用品回収業者とのトラブルを避ける方法!無料や格安での引き取りを疑おう

エアコン等を回収する不用品回収業者は「市町村の許可」あるいは、「一般廃棄物収集運搬業」の許可を得た業者である必要があります。

違法ではない業者の見分け方としては、

・業者のHPを確認して一般廃棄物収集運搬業の許可が得てい るか確認する

・市町村に確認する

・見積書や契約書、家電リサイクルなどの説明をきちんとして くれるか

を確認しましょう。

ちょっとした注意点ですが「産業廃棄物収集業」は一般家庭のエアコンの引き取りを行うことはできないのでご注意ください。

格安で処分をしてくれる、壊れたエアコンを買い取ってくれる業者は、廃棄物の希少金属資源を抜き取って廃棄物の不法投棄を行う可能性があります。

不法投棄の行われたエアコンから、廃棄した業者ではなく回収業者にお願いした消費者、つまりあなたに行政処分が下る可能性もありますので注意してください。

環境省でも注意喚起されているので下記サイトを参考にしてみてください。

http://www.env.go.jp/recycle/kaden/tv-recycle/qa.html

ちなみにトラックなどで廃棄物回収に回っている業者も危ない可能性がありますので、安易にお願いするのはおすすめできません。

無料回収業者には要注意!なぜ無料かを知ってトラブルを避けよう | 不用品回収.com

「無料回収業者のチラシやトラックを見かけるけど、本当に無料なのかな?」「なぜ無料で回収してくれるの?」と疑問に思っている人も多いはずです。無料ならぜひ引き取っ…

業者にお願いする場合は必ず確認を取って法に乗っ取って安全に廃棄することを心がけましょう。

自治体にエアコンの処分をお願いする

お住まいの自治体にエアコンの処分をお願いすることもできます。

手順としては、

1,郵便局に行って家電リサイクル券を取ってきて必要事項を記入する

2,郵便局でリサイクル料を支払う

3,自治体が指定する業者に連絡して引き取りをお願いする

4,指定業者がエアコンを引き取りに来る

不用品回収業者の解説でも触れましたが、エアコンなどは指定業者が回収しなければならないので、お住まいの自治体に確認を取って回収してもらいましょう。

指定引取場所に自分で持っていく方法

都道府県が定める廃家電の指定引取場所に持ち込む方法があります。

手順は、

1,郵便局に行って家電リサイクル券を取ってきて必要事項を記入する

2,郵便局でリサイクル料を支払う

3指定引取場所に連絡して、持ち込みの日程を調整する

4,指定引取場所までエアコンを持っていく

指定引取場所に持っていくメリットとしては、自分で持っていくのでリサイクル料しか払う必要がないことです。

すでに取り外してあるエアコンなら、持ち込むのも一つの手でしょう。

指定引取場所は下記サイトから確認できます。

https://www.rkc.aeha.or.jp/text/procedure.html

以上がエアコンの主な廃棄方法になります。

エアコンの買い替えと共に家電量販店に処分してもらうのが一番スムーズな方法です。

費用はかかりますが、取り外しから取り付け、処分までお任せできます。

また重ねての注意になりますが、違法業者には本当に気をつけてください。

最悪の場合、あなたへ行政処分が下されることになってしまいます。

 エアコン取り外し工事はDIYでもできるけど安全のため業者に依頼しよう

廃棄方法は分かったけどエアコンをまだ取り外してない場合はどうすれば良いのでしょうか。

エアコンの取り外しはDIYでもできますが、ガスの回収や高所作業となることも多く、それなりの知識と技術がないと失敗して事故になる危険性が高いです。

なので、取り外しについては業者にお願いすることをおすすめします。

取り外し料金について解説します。

エアコン標準取り外し費用は5000円〜、取り付け方によって追加費用が発生するのでチェックしよう

エアコンの標準取り外し費用は大体5000円程度からとなります。

私が依頼した時は6500円ほどかかりました。

標準取り外し費用と書いてありますが、下記の場合は追加費用も発生するのでチェックしましょう。

・壁面置き(壁に設置してある)

・屋根おき

・室内機と室外機が1階と2階に分かれている

・二段置き(室外機が積み上げられている)

などは、追加費用が発生するので、取り外し業者に現場確認と見積もりをもらって料金の確認をしましょう。

まとめ

エアコンの各処分方法と費用相場について紹介してきました。

エアコンの処分費用はリサイクル料+収集運搬料

リサイクル料金990円※家電メーカーによる
収集運搬料2,500円〜4,000円
合計3,250円(収集運搬料3,250円で計算)

エアコンの処分方法は4つ

・家電量販店に引き取りをお願いする。

・不用品回収業者に依頼する。

・自治体に依頼する。

・指定引取場所に自分で持っていく。

違法業者には注意しましょう。

エアコン取り外しは業者にお願いして見積もりを取ってもらいましょう。

エアコンなどの家電はリサイクルできる貴重な資源です。

最近では、企業だけでなく各個人に向けても、環境への配慮の目が厳しくなりつつあります。

エアコンに限らず家電や家庭ゴミはちゃんとした手順を踏んできちんと処分しましょう。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です