エアコンの取り付け立会い時の注意点は何がある?

エアコンを新しく買い換えた時や引越しでエアコンを付け替える場合に、どうしても必要になるのが業者による取り付け工事。「エアコンを取り付けるのにどれくらいの時間がかかるのか」「取り付け当日は立ち会う必要があるのだろうか」など疑問や不安に思っている方も少なくないでしょう。

そこで今回は、エアコン取り付け立会い時の注意点や疑問点をメインに、エアコン取り付けの事前確認事項や事前準備、取り付け工事の流れ、所要時間について解説します。エアコン取り付け工事前の知識としてぜひ参考にしてください。

エアコン取り付け前に確認しておくポイント

エアコン取り付け前に、確認をしておきたいポイントをいくつか解説します。実際、当日の取り付け立合いよりも重要になってくるのが前準備と事前確認です。事前確認で業者と細かな情報共有を行っておくことによって、立会い時は最低限の確認だけで済みます。当日になって慌てたり困ったりしないよう、前準備と事前確認を漏れなく行い当日に備えましょう。時間が取れず作業スペース確保が事前に出来なかった場合には、当日立合い時間前や立会い時にスペースを作る必要があります。また、設置場所の指示が事前に出来なかった場合には、立会い時の注意点として組み込んでおきましょう。

エアコン取り付け場所の設定とスペースの確保をする

スムーズに作業に入ってもらうため、エアコンや室外機の設置場所は前もって決めておくのがベストです。また、エアコンや室外機の設置場所の周りに脚立や作業道具を置くスペースを確保してきましょう。作業スペースを確保しておけば、業者が来たらすぐに作業に取りかかれます。

また、業者が来てから慌てて物を動かしたり掃除したりすると、大事にしている物を壊したり傷つけたりする原因になりかねません。スムーズに手早く作業してもらえるよう、こちらでできる準備はあらかじめしておきましょう。

エアコンの型番や外壁の種類を伝える

エアコンの種類によって設置料金が変わったり、電気工事が必要になったりすることもあります。また外壁に穴をあけて配管を通す必要がでてくる場合もあるでしょう。特に外壁が特殊な場合、ハウスメーカーしか壁内の様子がわからないこともあります。事前確認をして業者に伝えておくと、当日の作業がスムーズに進むでしょう。また、賃貸の場合は壁に穴を開けるのにオーナーの許可が必要です。穴あけの有無を事前確認し、必要な場合は許可を得ておきましょう。

追加要望や希望日時を伝える

エアコンの取り付けで追加要望(配管化粧カバーの有無や色など)や希望日時がある場合には、事前に業者に伝えておきましょう。作業後に思っていた取り付けと違っているなどの不具合や、取り付け日に立ち会えないなどのトラブルを回避できます。

また、追加要望によっては作業時間や料金が大幅に変動する場合があります。出来るだけ業者と事前に情報を共有し、要望や希望日時のすり合わせを行っておくのがベストです。

エアコン取り付け立会い時の注意点や疑問点

ここでは、エアコン取り付け当日作業の流れや所要時間、立会いの必要性、立会い時は何をすればよいのかなどの注意点や疑問点を解説します。

*流れや所要時間は、業者との事前確認や前準備が終了し、立会い作業当日を迎えた状況にある場合を前提としています。業者によって異なる場合があるのでご注意ください。

取り付け工事当日の流れと所要時間

エアコンの取り付け当日は、主に以下の流れで作業が行われます。業者によって呼び方は多少違いますが、一般的な取り付けは「標準工事」というプランで行われます。作業を実際に行う前には業者との確認の打合せがあるので、疑問点などを聞いておきましょう。

  1. 古いエアコンの取り外し
  2. 配管用の穴あけ
  3. エアコンの設置
  4. 室外機の設置
  5. 配管設置
  6. 配管の真空引き(配管設置後、配管内を真空乾燥させる作業)
  7. 設置後の運転確認

業者や状況にもよりますが、所要時間は1の古いエアコンの取り外しで30分程度かかります。新しいエアコンの設置に関わる2~7までが、1台につき1時間半程度必要です。追加の要望がある場合にはさらに時間が必要になるでしょう。作業トラブルや要望の難易度によっては3時間以上必要な場合もあります。事前に業者におおよその時間を確認して、余裕のあるスケジュールを組みましょう。

また、業者によって追加要望やエアコンの型番、外壁の状況、真空引きに追加料金が発生する場合もあります。トラブル回避のため事前に確認しておきましょう。

取り付け時に立会いは必要なのか?

「エアコン取り付け当日は立会いが必要なの?」と思われる方も少なくないでしょう。結論から言うと、ずっと横で見ている必要はありませんが立ち会った方が無難です。作業終了後、正常にエアコンが稼働するか立会いでの確認を希望する業者も少なくありません。また取り付け時に家を空けてしまうのは、貴重品が無くなったなどトラブルの原因にもなります。さらに終了後に作業不具合によって業者ともめる可能性もあるため、こうしたトラブルを避けるためにもできるだけ立会いのもとで作業してもらうのがいいでしょう。業者には男性が多いため、立会いには男性がいるとさらに安心です。

エアコン取り付け立会時の注意点や疑問点

エアコン取り付け時の立会い時の注意点は、大きく分けて3つあります。

  1. 取り付け工事中の状況確認
  2. 取り付け工事後の状態確認
  3. トラブルになりそうな問題が無いか確認

1~3の注意点について解説していきます。

取り付け工事中の状況確認

先述したように、作業途中に業者の横に張りついていたり、凝視したりする必要はありません。しかし、わかる範囲で手抜き作業が無いかを確認することは必要です。ほとんどの業者はお任せで責任ある作業を行いますが、一部では手抜き作業や雑な作業が発生する場合もあります。要望に沿った取り付け作業が手抜き無しで行われているかを確認するのが、立会いでの注意点です。

取り付け終了後の状態確認

エアコンの取り付け終了後は、必ず立会いでエアコンの動作確認を行いましょう。万が一正常に運転しなかった場合、どこかに異常や不具合が発生しています。動作確認は確実にしっかり行ってください。

すぐに不具合が見つかれば、その場で修正ができます。また後日改めてやり直しの場合には、業者との打ち合わせや日程・時間調整をすることになるでしょう。業者立会いで最終確認を行ってください。

トラブルになりそうな問題が無いかの確認

立会いをする一番の理由は、トラブル回避のためです。エアコンや室外機、配管が、要望に沿った場所や方法で取り付けられているか、立会時に注意して確認しましょう。問題が無いか立会時に確認することが、トラブルを回避する最も有効な手段です。

また貴重品や物損、汚れなどエアコン取り付け以外の問題は、後々のトラブルとならないようにその場で確認することも、立会い時に注意すべきポイントの1つです。

まとめ

今回はエアコン取り付け立会い時の注意点を中心に、立会い当日までの確認事項や当日の取り付け工事の流れを解説しました。

エアコン取り付け立会いは、後々のトラブルを回避するために必要なことです。出来るだけ立会えるスケジュールを組みましょう。さらに、トラブル回避のためには業者との細かな情報共有やスペース確保など、立合い前の事前準備が重要です。準備できることはしっかり行い、当日のエアコンの取り付けや交換をスムーズに終わらせましょう。

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