エアコンの取り外しを無料で行う方法はある?
使う予定のないエアコンの取り外しを無料で行ってもらえるなら、非常に助かります。
しかし、果たして安全に依頼できるのか気になる方も多いでしょう。
「無料」と聞くと嬉しいですが、リスクを踏まえた上で自身に合う方法を選ぶことが大切です。
今回の記事では、エアコンの取り外しを無料で行う方法と注意点についてご紹介いたします。
エアコンの取り外しを無料で行う方法
まず初めに、エアコンの取り外しを無料で行う方法についてご紹介いたします。
主に2つの選択肢が挙げられます。
自分で行う
1つ目は、エアコンの取り外しを自分で行う方法です。
手順を踏まえると、実は誰でも撤去することが可能です。
扱う上で必要な資格なども特にありません。
エアコンの取り外しを自分で行う手順は以下となります。
- 室外機の側面カバーを外す
- バルブキャップを外す
- エアコンのポンプダウンを行う
- 送り側バルブを閉める
- 2〜3分運転し続ける
- 受け側のバルブを閉めた後、エアコンを停止させる
- コンセントを抜いてバブルキャップをつける
- 室外機・室内機を取り外す
用意した方が良い道具は以下となります。
- 軍手
- 六角レンチ
- ドライバー
- モンキースパナ
- カッター
- ペンチ
- 脚立
- ゴミ袋
しかし、エアコンを取り外したことのない方は戸惑うことがあります。
もともと家に工具がない方は、一から道具を揃える必要があるので、負担になるケースも考えられるでしょう。
また、室外機が屋根置き、壁面付けなど難しい位置にある場合、取り外す中で怪我をする恐れがあります。
怪我をするなら治療費がかかるため、無料で済ませるどころか、かえって費用が高くつきます。
安心安全にエアコンの取り外しを行いたい方は業者に頼む方法がおすすめです。
業者に依頼する
2つ目は、エアコンの取り外しを業者に依頼する方法です。
プロの方に作業を行ってもらえるので安心です。
条件に当てはまっていれば、費用は無料となります。
しかし、対象地域は決まっている場合が多いのでしっかり確認してください。
引っ越しなどの急な依頼であるほど、エアコンの取り外しは自分で行うより、業者に依頼する方法がおすすめです。
エアコンの取り外しを無料で業者に依頼する際の注意点
安心安全にエアコンを取り外したい方こそ、業者に依頼する方法がおすすめです。
ここでは、業者に無料で依頼する際の注意点をご紹介いたします。
エアコンの廃棄は別料金がかかる
1つ目は、エアコンの取り外しは無料であっても廃棄は別料金がかかることです。
家電リサイクル法に則った処分を行わなくてはなりません。
エアコンの廃棄費用はメーカーや住んでいる地域によっても異なりますが2,000円前後かかります。
この部分をしっかり押さえておかないと「別料金がかかって損をした」認識を持ちやすいです。
エアコンを処分する場合、お金がかかる点もしっかり押さえておきましょう。
完全無料の条件に当てはまっていないと受け付けてもらえない
2つ目は、お手持ちのエアコンが業者の「完全無料の条件」に当てはまっていないと、受け付けてもらえないことです。
製造から10年以上経っていたり、標準取付工場以外で施されていたりすると、有料となるケースが多いです。
業者が無料でエアコンの取り外しを行ってくれるのには、利益を生み出すカラクリがあります。
エアコンにはネオジウムなどのレアアース、クロムなどのレアメタルが含まれているからこそ、無料で回収することが可能です。
しかし、年式やメーカーによっても量は異なります。
そのため、業者が引き取ると不利益がこうむると事前にわかる場合、残念ながら受け付けてもらえないので注意してください。
エアコンの取り外しの無料条件は、業者によっても異なるので、利用する前にしっかり確認してください。
エアコンの取り外しを無料で業者に依頼する場合のポイント
エアコンの無料取り外しを受け付けている業者の中には、違法な活動を行なっているケースも見られます。
例として、不法投棄や環境汚染、押し買いなどです。
「無料」なら、ついつい頼みたくなりますが、一度冷静に考える必要があります。
ここでは、エアコンの取り外しを無料で業者に依頼する場合、押さえておきたいポイントについてご紹介いたします。
一般廃棄物収集運搬業の許可を受けているか確認する
1つ目は、エアコン業者は一般廃棄物収集運搬業の許可を受けているか確認することです。
許可を受けていないと、家庭ゴミの回収が行えません。
原則、エアコンの取り外しを行った後、不法投棄など、間違った処分をすることがないと言えます。
業者のHPなどに記載されていることも多いです。
環境のためにも、一般廃棄物収集運搬業の許可を受けているか、しっかりチェックしていきましょう。
法人情報が明確であるか確認する
2つ目は、法人情報が明確であるか確認することです。
代表者名などを記載していないと、違法に活動している可能性が高くなります。
家に出張に来てもらう中でも、安心して任せることができません。
また、匿名性が高いほど不安な点も残りやすいです。
エアコン業者に無料で取り外しをお願いしたい場合、法人情報が記載されているかしっかりチェックしてください。
回収したエアコンの行き先が明確であるか確認する
3つ目は、回収したエアコンの行き先が明確であるか確認することです。
無料で依頼するなら特に注目したい項目です。
エアコンをリサイクルして再度販売する場合、無料で回収するのも業者にメリットがあることがわかります。
海外でリサイクル・販売という手法を取ることもあります。
また、業者によってはエアコンの取り外しは無料であるものの、処分するには家電リサイクル券が必要な旨を書いていることも多いです。
逆に、無料でエアコンを取り外すことを前面に押し出しながら、回収した後のことは触れていないケースも見られます。
実際に違法な不用品回収業者である可能性が高いです。
エアコンの取り外しを無料で依頼したい方こそ、気になるその後の行き先についてもしっかり押さえていきましょう。
書面の交付をしない業者には気をつける
4つ目は、エアコンの取り外しを行う上で書面の交付をしない業者には気をつけることです。
曖昧な形で話を進めていく業者は違法に活動していることが多いです。
後に、言った言わないのトラブルに発展するケースも考えられます。
また、エアコンを家電リサイクル法に則って廃棄してくれる場合、リサイクル券の控えを渡してくれます。
証拠を依頼者に残さない業者には注意してください。
実績が多数あるか確認する
5つ目は、実績が多数あるか確認することです。
極端に少ないと、エアコンの取り外しを安心して任せられない場合があります。
SNSを通じて実際に業者を利用した人の口コミを確認する方法もおすすめです。
メリット、デメリットなどが細かくわかるので依頼する上での一つの決定方法になります。
まとめ
エアコンの取り外しを無料で行ってもらいたい場合、業者に依頼する方法があります。
しかし、処分も合わせてお願いする場合、家電リサイクル法に則って、別途費用がかる点もしっかり押さえていきましょう。
中古販売できるものは、取り外しから引き取りまでお金がかからないケースも見られます。
業者の中には引き取ったエアコンを不法投棄するなど違法に活動している方もいます。
しっかり見極めた上で、安心安全にお願いできる業者に依頼していきましょう。
今回の記事では、エアコンの取り外しを無料で行う方法と注意点についてご紹介いたしま